クライアントと真剣に向き合うということ。

本当にクライアントのことを想うなら、時には憎まれ役を買って出なければならない。ということを実感した1日だった。

と言っても、「〇〇法に抵触するリスクがあります。」というような弁護士にありがちな指摘ではない。
むしろ、クライアントの方がトラブルをおそれる余り、必要な経営判断に踏み切れないというケースだった。

ヒアリングを続けてみると、クライアントも本心ではそうせざるを得ないことがわかっているようだった。

ホントはやりたくないだろうな、と思った。
でも僕がここで優しい言葉をかけたら、他に誰もアドバイスをしてあげられる人はいないだろうな、とも思った。
だから、「じゃあそれは次回までに絶対に進めてください。」とあえて突き放した。

クライアントの目の色が変わるのがわかった。
「わかりました。これからもよろしくお願いします。」という力強い返事が返ってきた。

煙たがられるかな、と思っていたので少し意外な反応だった。
でも、少なくとも僕のクライアントは皆本気で事業に取り組んでいるのだから、こっちも本気でぶつからない方が失礼だ。

きっと、僕が本当に必要なことだと思っているということが伝わったんだろう。
だからクライアントも真剣に受け止めてくれたのだと思う。

弁護士の職務なのかはわからないが、これからも真剣にクライアントと向き合って仕事をしようと改めて思った。

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