ひとり会社の法務 その① はじめに

世の中には、「企業法務」に関する書籍がたくさんあります。

契約、労働問題、知的財産権、債権回収など、様々なジャンルで素晴らしい書籍が多数出版されています。

ただ、そのほとんどは、それなりに大きな規模の企業の法務をイメージして書かれているのではないかという印象があります。

僕は、社長が一人で経営している会社、役員数名のみの会社、個人事業主のクライアントを多数抱えているのですが、
こういった「ひとり会社」が事業を運営していくうえで、何に気をつけて、どこから守りを固めていけばよいのかが書かれた書籍は多くないように感じています。

ひとり会社は「リソース」が潤沢ではありません。
お金も人も不足している中で守りを固めていくためには、事業の段階に応じてもっとも効果の大きい対策を選択して実行していくことが大事です。

つまり、優先順位を付けて、段階を踏んで対策を進めて行く必要があるのです。

にもかかわらず、「じゃあどこから手を付けたらいいの?」という疑問に、これまで真正面から答えることができていなかったように感じるのです。

僕は、社長ひとりの会社や役員数名のみの会社、個人事業主のビジネスの守りを固めるお手伝いを積極的に手掛けてきました。

ビジネスの今後の展開を見据えて、どういう対策をどういう順番で行っていけばいいか、クライアント様とあーでもないこーでもないと議論を交わしながら、計画を立てて実行してきました。

そのような経験から、「ひとり会社」の法務・守りはどのように進めていけばいいか、僕なりの考えをまとめて、発信していこうと思います。

「事業が軌道に載ってきたから拡大していきたいけど、どういう方法がよいかわからない」
「リーガル面は大丈夫か、なんとなくモヤモヤしているけど、何をどこから手を付けたらいいか見当もつかない」

このような悩みをお持ちで、それが原因でどうもビジネスの拡大に踏み切れないという方がいらっしゃいましたら、少しはお役に立てる情報があるのではないかと思います。

試行錯誤しながらの発信にはなりますが、ご興味のある方は更新をチェックしていただけるととても嬉しいです。

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