【三大・創業期に特に意識すべき法律】

【民法】
あらゆる契約・取引に適用される基本にして最重要の法律。
契約のデフォルトルール。
民法(デフォルト)を知ることで、不利な契約なのか有利な契約なのかを判別出来るようになる。
近年大幅に改正されたため、重要性はさらに高まっている。特に時効・保証などは今までと全く違うルールになっているため、要注意。
 

【特定商取引法】
最も注意を払わなければならない法律のひとつ。
元は悪徳商法を駆逐するための法律。
しかし、この法律が特徴的なのは、該当する取引であれば一律の規制を受けること。
例えば学習塾であれば、悪徳だろうが善良だろうが問答無用で適用される。
しかもクーリングオフなどの強力な規制が定められているので、知らずにいるとある日突然契約をクーリングオフされるケースも。
 

【不正競争防止法】
営業秘密、ノウハウ、ブランド、パクリ、営業妨害…
会社を守るための武器が詰まった法律。
不正競争防止法を知って、使いこなすことが会社を強くすることに繋がる。
また、他社から権利侵害と言われないためのラインを見極めるうえでも重要。
 

このほか、業界特有の法律(いわゆる業法。人材業界なら職業安定法、といった具合)がある場合には、これも極めて重要。
場合によっては、ビジネスモデル自体が規制の影響で成り立たないというケースも珍しくない。

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