弁護士の「営業」のやり方について。

こんにちは。代表弁護士の山本です。

今日からちょこちょこ弁護士の「営業」のやり方について書いてみようかなと思います。

と言っても、偉そうに話せるほど実績を残しているわけではないので、
まだまだ発展途上の僕が現時点で思っていることを記録しておこう、くらいのものだと思って読んでいただけると幸いです。

ところで、弁護士が「営業」の話をしだすと、
「●●っていう異業種交流会がいいよ」とか「ポータルサイトは■■がいいよ」みたいな話になりがちです。

それももちろん重要なのですが、大前提として僕は

「事務所経費、特に固定費を削ること」

が重要だと思ってます。
この点は独立当初から4年近く経った今でも変わっていません。

もっと平たく言うと、
「オフィスって必要?」「事務員って雇わなくてもよくない?」という疑問を持った方がいいんじゃないかということです。

日弁連の調査によると、ここ20年で弁護士1人当たりの売上は半分近くまで減少しています。
理由は色々あるでしょうが、単純に考えると弁護士の人数が倍になったのがやはり大きいと思います。

従来の「一等地にオフィスを構える」「事務員をたくさん雇用する」ビジネスモデルは
もう誰しもができるものではなくなってきています。

ここで考えるべきなのは、半分になってしまった売上を元に戻そう!
ではなくて、
半分になった売上でも利益が確保できるように経費を削ろう!
だと思うんです。

こういう話をすると、「事務員がいないと弁護士の事務作業が増えるから非生産的だ」というようなことをよく言われます。

でも、よく考えてみてください。
事務員を雇っていなかったら、そもそも無理をして大量に案件を抱える必要もないんです。
僕の場合、約4年で訴訟案件は片手で数えられるくらいしか受けてませんので、事務作業なんてそんなにないんです。
それでも十分にやってこれてます。

営業って、一朝一夕で成果が出るようなものではありません。
ただでさえ成果が出ない期間に、固定費まで毎月のしかかってくると腰を据えて営業活動を行うことは不可能です。

交流会とかポータルサイトとかを考える前に、まずは
「仕事を追いかけなくてもいい」状態を作っておくことが実はとても重要だと思っています。

ひとまず今日はこの辺で。

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