顧問弁護士が実際のところ何をするのか説明します

こんにちは。代表弁護士の山本です。

今回は「顧問弁護士って、結局何をしてくれるの？」という疑問について説明します。

僕は起業家の支援を重点的に行っています。
とはいえ、弁護士をどう活かせばいいのかイマイチわからない…という方も多いかと思います。

顧問弁護士のお仕事の内容として共通する要素は↓のサービス概要ページにまとめていますので、もしお時間があればご覧いただきたいのですが…

実はお客様によって弁護士の使い方、活かし方が異なる部分も結構あります。
なので共通ページだけでは説明しきれないことも多いんです。

そこで、具体的にどのようにお客様に弁護士を活用して頂いているか、イメージを持って頂きやすいように支援内容の例をご紹介したいと思います。

1. フランチャイズ本部運営を手掛けるA社のケース

自社のビジネスをフランチャイズ展開するにあたって契約書関係や法務のサポートを依頼したい、とのオーダーでした。

まずは加盟契約書がないことには始まりませんので、どんなFC本部にしたいかをすり合わせながらしっかりと加盟契約書を作り込むことからスタートしました。
その後、ホームページ上の利用規約、プライバシーポリシー等の作成、加盟店が使用する契約書などの書式の統一、加盟店開発など業務提携先との契約書の作成、商標登録出願に関する支援などを行っています。
加えて、加盟店向けの研修会も定期的に行っており、これが結構好評です。

「どのようなルールで活動してもらうことがチェーン全体の利益になるか？」
「加盟店同士のトラブルをなくすにはどういう施策が有効か？」
など、毎月ミーティングをして一緒に考えながら、法務部としての施策を実行していくお仕事です。

2. オリジナル商品の物販事業を展開するB社のケース

B社は会社規模自体は小さいながらも、製品製造・卸売や広告宣伝などで大手業者と提携しつつ、多数のファンを獲得していました。

そこで課題として、大手業者との契約交渉におけるリーガル面からのアドバイス・サポートが欲しいということと、
そもそも契約書案を作成したり、先方が出してきたものをチェックしたりするリソースがないことがありました。

さらに、多数のファンを獲得できるようになっていたからこそ、
類似品が非常に多く出回るようになっており、その対策をきちんと打っておきたいという点だったり、
利用規約や商品への注意書きなどで、事故防止や万一の際無用な責任を負わないようにするための施策が必要だったり。

色々な課題がありましたが、すべて当事務所が一括でサポートすることで解決しました。
その後も、契約関係のアウトソースとしてのご活用はもちろん、ネットショップやフリマサイトで類似品が出回っている際の権利侵害を理由とする削除申請の代行など、法務面からバックアップしています。

3. 新規事業を開始したC社のケース

C社は、新規事業のスタートからその後のチーム作りなどを含めて、法務面から全般的にサポートを行っています。

事業開始時はこんな感じです。

・新規事業のリスク分析や、それを踏まえた対策・注意点を検討し、契約書に落とし込み
・業務提携先、業務委託先などとの契約書作成 または先方からの契約書案のチェック・修正
・商標登録出願に関するアドバイス
・利用規約・プライバシーポリシーの整備
・共同経営者との業務分担、利益配分、株式割合などについての取り決め

スタート後順調に業績を伸ばし、スタッフも増えてきました。
そこで、次のフェーズとして以下のようなサポートをしています。

・会社理念、ミッション・バリューなどの整理
・雇用契約書、就業規則など基本ルールの整備
・就業規則の内容に関する従業員向け説明会の実施
・企業秘密の持ち出しなどを防ぐために秘密保持誓約書の作成
・業務委託スタッフ用の業務委託契約書作成
・問題社員に対する退職勧奨

こんな感じで、会社の成長フェーズに合わせて様々なバックアップをさせて頂いています。

いかがだったでしょうか？
顧問弁護士としてどのようにお客様と関っているか、少しはイメージが湧きましたでしょうか。

会社によってどのような理由・ニーズで弁護士の力を利用したいかは異なります。
だからこそ、しっかりとミーティングを重ねたり、日ごろから密にコミュニケーションを取ることで、そのお客様に最適なバックアップ体制をオーダーメイドで創っていきたいと思っています。

なので、少しでも興味のある方は相談料は無料ですのでぜひ一度ご連絡ください。
当事務所がサポートするとすればどんな形がよさそうか、その場合費用はどうなるかなどについてご提案させていただきます。

それでは、今日はこの辺で。