弁護士の営業④ 「経験がないから特化できない」って本当?
こんにちは。代表弁護士の山本です。
今日も弁護士の営業について、僕が現時点で考えている内容を書いていきます。
前回までのあらすじとリンクはこちら。
・第1回 まずは「経費を削ること」から始める
・第2回 分野に特化する必要性
・第3回 「顧客に特化」という発想を持とう
僕は弁護士からどんな分野に特化したらいいと思う?という相談を受けることがよくあるのですが、
その話の中で、「経験がないからその分野はちょっと…」という言い方をされることが結構多いんです。
これ、どうなんでしょうね?
確かにバリバリに実務経験を積んだ分野であれば、強みにするのが楽になることは間違いないでしょう。
でも経験がないからその分野に特化できないということにはならないと思うんですよね。
だって、誰しも最初は経験ゼロから始まるじゃないですか。
これからたくさん経験を積んでいけばいいだけの話だと思うんですよね。
「経験がない分野だからどのように対応すればいいのかわからない」というなら、最初は詳しい人にアドバイスを求めながら仕事を進めればいいじゃないですか。
あと、経験ゼロから始めることは何も問題ないんですが、それは決して「知識もゼロ」で始めてもいいという意味ではないことは理解しておきましょう。
むしろ経験がゼロだからこそ、知識くらいはだれにも負けないくらいインプットしておくべきです。
僕も起業家支援に特化しようと考えたとき、経験はまったくのゼロでした。
まず最初に取り組んだのは、関係しそうな書籍を読み漁ることと、そこで得た情報をどんどんアウトプットしていくことでした。
そうしているうちに、「なんだか起業にまつわる法律や契約書に詳しい人」と認知してもらえるようになり、お仕事を頂けるようになっていったんです。
ここを勘違いして、知識も経験もないまま交流会に出まくったり広告費を掛けるのは典型的な失敗パターンです。
だって、話をするとその分野に全く詳しくないのがバレちゃいますからね。
「持ち帰ってゆっくり回答したい」という気持ちはわかります。でもやっぱり、「この分野に詳しいです!」と言っておきながら質問に即答できないようでは、「別に詳しくないじゃん」と思われちゃいますよ。
話をまとめると、経験はゼロでも全く問題ないけど、だからこそ知識は全力で仕入れましょう、という感じです。
今日はこの辺にしておきます。
次回はちょっと横道にそれて、僕が起業家支援分野で特におすすめしたい書籍の話でもしようかなと思ってます。
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